Linuxでよく使われるテキストエディタです。

vimは「コマンドモード」と「入力モード(インサートモード)」を行き来しながらテキストファイルを編集していきます。

テキストの編集は「入力モード(インサートモード)」の状態で行います。

テキスト内容の保存や、vimの終了は「コマンドモード」の状態で行います。

CUIでの操作を前提(カーソルの移動は基本矢印キーのみ)としており、Windowsのメモ帳とかなり使い勝手が異なりますが、慣れるとめっちゃ楽です。

コマンド一覧


モード系

重要度 モード コマンド 挙動
★★ インサートモード a カーソルの右側にインサートモード
★★★ i カーソルの位置からインサートモード
A 行末に移動しインサートモード
I 行頭に移動しインサートモード
o 現在の行の下に改行しインサートモード
cc 1行を削除してインサートモード
★★ ビジュアルモード v ビジュアルモードへ
★★ Ctrl + v 矩形選択のビジュアルモードへ
V カーソルがある行を選択してビジュアルモード
★★★ その他 ESC コマンドモードに戻る
Ctrl + l コマンドモードに戻る
Ctrl + z vimを一時停止する

移動系

重要度 コマンド 挙動
j 下に移動
k 上に移動
h 左に移動
l 右に移動
★★ w, W 次の単語の先頭に前進
★★ b, B 現在の単語もしくは前の単語の先頭に後退
e, E 単語のendまで前進
※大文字: ドットやコロンのような記号も一続きの単語とみなして移動
H ウィンドウ内の一番上の行に移動
M ウィンドウ内の真ん中の行に移動
L ウィンドウ内の一番下の行に移動
★★★ gg ページの先頭に移動
★★★ G ページの最後に移動
"数字"G, :"数字" "数字"行に移動
zz 現在のカーソル位置を中央となるように画面がスクロール
zt 現在のカーソル位置が一番上となるように画面がスクロール
Ctrl + u 半画面分戻る
Ctrl + d 半画面分進む
Ctrl + b 1画面分戻る
Ctrl + f 1画面分進む
^, O 行頭へ移動
$ 行末へ移動
% 対応するカッコに移動
Ctrl + o 古いカーソル位置に戻る
Ctrl + i 新しいカーソル位置に進む
f"文字" カーソルがある行の"文字"に移動
F"文字" カーソルがある行の"文字"に移動(逆向き)

削除系

重要度 コマンド 挙動
★★★ dd カーソルがある行を削除
:"行番号"d 特定の行を削除
"数字"dl "数字"文字削除
diw カーソル上の単語を削除
di" ダブルクウォーテーションの内部を削除
dit HTMLタグの内部を削除
ciw カーソル上の単語を削除してインサートモード
ci" ダブルクウォーテーションの内部を削除してインサートモード
cit HTMLタグの内部を削除してインサートモード
x 1文字削除
D カーソル位置から行末まで削除
C カーソル位置から行末まで削除してインサートモード